前回の北方遠信基地!箕輪城はサイコーだった。帰る。
群馬県前橋市西にある箕輪城から会津に向かうには、赤城山の東側を迂回して帰るのが最短らしい。しかし、行きで通ったいろは坂の下り方向を体験してみたい!という欲求に従い、1時間分遠回りになるが来た道を戻り、沼田市経由で赤城山の北側を通ることにしました。
天気予報は薄目で見てはいたのですが、なんとなく怪しい雰囲気でした。現実に目を背けて出発するものです。
というわけで、行きでも経由した道の駅かたしなで大雨に遭います。山の天気は変わりやすいというか、本当に雨が降りやすいことがこの二日で分かりました。山、雨、フル。気を付けましょう。ここでは他に10人くらいのライダーが雨宿りしていました。予報自体が外れていたのでしょうか?
雨が止むのを待っていると日暮れまでに自宅へ着けないため、レインコートを使用して進むことにします。ここで雨宿りしているライダーさんたちは雨が止む見込みの16時頃までここにいるつもりでしょうか?ラーメンを食べて、雨宿りライダーさんたちの横でおもむろにレインコートを着込んで出発。
中禅寺湖へと続く国道120号線は山道ではあるものの、ゆるやかなカーブしかない比較的安全な道だと行きでわかっていたので、雨でも危なげなく進めます。こんな大雨の中走るライダーはほぼいないので、ライダーを見かけたら元気よくヤエーしていきます。雨のなかおつかれさまです。
1人で雨の山道を走るのは正直心細い。こういうとき、スマホで音楽を流すと気が紛れます。ありがとうamazonプライムmusic。バイクは孤独を楽しむものですが、孤独を紛らす術も用意しておかないと精神が参ってしまいますね。
中禅寺湖に到着。雨の山道を走って気付けたのは、雨上がりの雲模様が本当に美しいということです。雨の苦しみが終わったことによる補正もかかると思いますが。山の上の方の雲はもっときれいだったのですが停車できなかったので、中禅寺湖でパシャリ。
中禅寺湖の先、いろは坂では雨が降らなかったらしく、乾いた路面で楽しめました。下り方向である第一いろは坂は一車線一方通行でヘアピンカーブが多い道です。カーブごとに「ギア1に落とせ!」という看板が立っています。また、出口には教習で習った緊急退避所(ブレーキかけすぎで壊れたときに突っ込む上り坂)も確認できました。ちょっと感動。
いろは坂のおもしろいところは、一方通行一車線の道幅がおよそ2車線分くらいあるため、インとアウトを大きく使ってカーブに挑めるところです。行ったことないですがサーキットもたぶんこんな感じだろうと思います。自分は途中でアウト→イン→アウトで曲がっていいことに気付き、レーサー気分でたいへん楽しめました。ぜんぜん上手くはないのですが、バイクは気分を楽しむものですので・・。二つ前方の若葉マークの車はずっとイン→イン→インでブレーキをかけながら曲がっていたのですが、それでも緊急退避所に突っ込まなかったので、昨今のブレーキは頑丈なようです。
さらに帰り路、日光国立公園のあたりで三度目の土砂降りに遭いました。雨が強過ぎるとフルフェイスヘルメットでも雨水が染みてくる・・・そんなことあるのかよ。勉強になりますね。
また途中でビーコム(ヘルメットのBluetoothイヤホン)のバッテリーが切れました。キャンプに行くときはヘルメットへの給電方法も確立しないといけないなと今後の課題に加えます。
途中で雨もあがり、日の沈む前にどうにか会津へ到着できました。雲が良い感じに綺麗だったのでパシャリ。
今回は学ぶことの多いツーリングでした。日本の夏は熱中症がいちばん危険ですが、同時に大雨による風邪にも注意しなければいけない。いくら暑くてもブーツなどの分厚いライディング装備は一度濡れたら乾かないですからね。今回は雨を甘く見ていたため、苦労しました。
望まぬ大雨の中では冠水道路も走行せざるを得ないので、ゲリラ豪雨が増えている日本ではオフロードバイクのほうがいいんじゃないかとすら思うものです。