北方遠信基地

絵・バイク・旅の記録

CN宣言とバイク乗り換え

 昨今、カーボンニュートラル宣言に始まり、ガソリンを代替燃料へ移行する取り組みが行われていますね。バイク趣味においての要点は、ちょっと調べた感じだと以下4点でしょうか。

  1. 都内でのガソリン自動車の新車販売は2030年で終了。
  2. 都内でのガソリン二輪車の新車販売は2035年で終了。
  3. 国内メーカー4社が水素エンジンの開発を共同で進めると宣言した。
  4. 先日、カワサキが電気駆動のニンジャを発表した。

 2030年からぱったりとガソリンエンジンが使われなくなるわけではありませんが、順当に行けば次第にガソリンスタンドが減ったり、ガソリン価格が更に高騰したりするのは想像に難くないですね。125cc以上のバイクが環境に与える影響など微々たるものではありますが、燃料供給施設を自動車と共有している以上、バイクにも変革が求められるのは已む無いところだとは思います。
 2030年までにヨーロッパさんがまたルールを変更すると思われているのか、ガソリンエンジンの開発は国内4社ともまだまだ続けるようではあります。とはいえ順当に行けばガソリンエンジンは廃止。そしてそのあとの燃料は、クルマは電気だとしても、125cc以上のバイクが電気か水素かバイオ燃料かそれ以外か、それすらはっきり決まっていない・・・と理解しております。少なくとも電気駆動のニンジャはまだ航続距離が短くてツーリングには使用できず、水素エンジン開発もバイクサイズは難しいようです。

 

 さて、先日5泊6日の甲信越ツーリングに行き、相棒のGB350に感じたことは、「エンジン弱えええ」です。上り坂で全く速度が出ず、後続車に迷惑をかけることしきり。見た目が小さい原2が速度を出せないのは別にいいと思いますが、大型みたいな車格で60km/hを安定して出せないと、後続車も困惑することでしょう。正直言って大型に乗り換えたい。
 わたくしは稼ぎが悪いので、もしバイクを乗り換えたらそいつに15年以上は乗りたいと考えております。ところが前述のカーボンニュートラル宣言により、10年後、あるいはもっと早い段階から、ガソリン販売が終了しないまでもガソリンの入手難度は次第に上がっていくことが予想されます。
 2035年には電気自動車の普及が相当進むでしょうから、レギュラーガソリンが800円/Lになっている可能性も否定できないところであります。さすがにそこまで高騰したらバイク売りますが、その状況でガソリンエンジン車を買い取る店は無いでしょう。果たして今、貯金をはたいてガソリンエンジン車を買っていいものかどうか!?悩ましいところです。

 

 バイクは電動化・水素エンジン化どちらもサイズの小ささから難しいようですが、自動車側ではどちらもすでに実用化されているのが厳しいところですね。細かいことはいいんだ、短い人生、欲しいものを買わずにどうするんだ!という考えで問題無いとは思いますが、考えれば考えるほど悩ましい話であります。
 あと、ガソリンエンジンが廃止されたら大型自動二輪免許どうなるんでしょうね?大型二輪は強力なエンジンパワーを扱うのみでなく、重い車体を取りまわす練度などを考慮した免許だと記憶しておりますが、主流エンジンが変わったら試験内容にも影響が出たりするのでしょうか。