北方遠信基地

絵・バイク・旅の記録

水戸城①

 2023年11月1日は会津若松から下道で水戸城までツーリングの記録です。デイトナの振り分けサイドバッグを装着してキャンプの荷積みもバッチリ。荷物をシートバッグだけじゃなくサイドバッグにも積むと重心が下がって運転しやすいです。

 

 早朝は道の駅しもごうを経由していきました。天気ヨシ、ほどよく紅葉して眺めもヨシ。

 

 茨城県水戸市水戸城へ。

 土づくりですが御三家の城だけあって規模が大きいです。空堀が広くて良いですね。

 敷地内の弘道館へ。

 水戸藩士たちが学んだ学校です。年齢制限が無く、望めば一生学ぶことができる施設ということなので、今のイメージだと大学院とかになるのかな。日本が独立を保って維新の激動を乗り越えた若い力はこういった場所で育てられたのですね。

 正門には過激で暴力的な政治主張こと尊攘の大書が。過激〜。近寄りたくない。

 明治政府に恭順の意を示した慶喜公が政府からの指示を待ったという部屋。全てを失った代わりに天皇と敵対することも無くなった彼の思いはどんなものだったか。この部屋にいるとしんみりします。

 

 弘道館を出て城跡のみどころを回ります。写真は水戸城の巨大な空堀群。

 水戸城のお堀は底に道路や線路が通っているものもありますが、いずれも非常に巨大で見応えがありますね。いや〜本当にでっかい。

 

 水戸城のシンボルたる復元櫓は学校の間の狭い道を抜けた先にあり、あまり目立たないためシンボルとしての役割はあまり・・・一応水戸駅から少しだけ見えますが。大手門が水戸城のシンボルって感じですね。
 弘道館を抱えて教育の普及に寄与した水戸城の跡地には現在多くの学校が建ち、今も多くの子供たちを育てています。城好きおじさんたちにとっては正直見学しづらい城跡ですが、いまだに当時の役割を引き継いで機能している城は貴重で、個人的には非常に良い扱いをされている城だと思います。現在でも当時の役割を引き継いでいる城ってここと江戸城くらいしか知らない・・・良いお城でした。

 11月は日が短くなっていて偕楽園まで見れなかったのが残念・・・梅の季節にリトライしたいです。