北方遠信基地

絵・バイク・旅の記録

奥会津 / 朝ツー

会津

とはよく聞く言葉なのですがイマイチ範囲がわからない。wikiで調べたところ、会津若松から見て七折峠より西、または博士山より南ということです。柳津町三島町、金山町、昭和村あたりが境い目でしょうか。

 

真夏のツーリングは熱中症との戦い、とは昨日福島県中通りの国道を走って身に沁みました。
バイク走行中は涼しいものですが、昼近くになると走っていてもぬるま湯に浸かっているかのよう。信号待ちの一瞬で体温が上昇する。フルフェイスメットだと信号待ちの間に水を飲むこともできないため危険を感じます。
バイクは気を遣う乗り物なので普通に乗るだけでも疲労するのですが、そこに熱中症などの心配事が重なると疲労は体感で2倍3倍になりますね。

そういうわけで夏のツーリングは早朝のみ、日陰や川沿いが多く標高も高めの峠道が気持ち良さそうに思います。

今日はそんな理由で、まだ行ったことの無かった奥会津方面の探検に向かいました。コミネのフルメッシュジャケット装備で万全の構えです。

まずは圓蔵寺へ。営業開始?時刻前に到着してしまったため、開いていた門からちょっと顔を覗かせて撤退。たいそう立派なお寺ということなので、今度時間をみて再訪したいところです。実際立派なお堂です。

 

参道にほころぶヤマユリ。派手な花だ。

 

お寺側から望むは美しい柳津橋。

 

想定通り道中は涼しく、トンネルの中はむしろ寒いくらい。夏のトンネル内は濡れていることが多いように思いますが、気温差による結露でしょうか。ほとんど直線とはいえ濡れた路面はちょっとこわい。GB350はライトが弱いので、電灯の無いトンネルも怖いです。

 

只見線に沿うように、ビューポイントを抑えながら進みます。橋の名前はよくわからない、多過ぎる。

只見線はその美しさで県内ニュースでも時折取り上げられているのを見ます。紅葉の写真が多いかな…只見線が美しいように、それに沿う道も景色が良くて楽しいです。

 

道の駅みしま宿は新しめの建物。天井が高くておしゃれ。

 

道の駅展望台から。

 

アーチ三兄弟。三つの橋には血縁があるのだ。

 

ビューポイントが結構多いなと思ったら実に21か所。全部回るのも大変なので、Googleマップで大きく表示されているところだけ見ています。

 

このあたりの道は農家が多く家並みは古く、にわかに昭和のノスタルジックな雰囲気も感じる良い景色です。

こんな寂れた道はわくわくが止まりませんね。(比較的)太めの国道ではなく、すこし逸れた道を走るのが良さそうです。

 

初めてバイクを買う前、バイクとは速さ、風を楽しむものだと思っていました。しかし実際に乗ってみると、速さを楽しむのはバイクというジャンルの中の一部であり、楽しみ方はひとによってそれぞれ違うことを知りました。

この道を見て自分が感じたわくわく感、あるいは冒険心と言い換えられるものを楽しむのもよいのでしょう。

何もわからないまま購入した相棒GB350はいずれ乗り換えることになると思うのですが、自分に合う楽しみ方はどんなものか、それに適したバイクは何かと考えながら走るのも楽しいものです。

…まあGB350は必要十分な性能なので乗り換えないかもしれませんが。気になることと言えば見た目と音がちょっと安っぽいのと、直立姿勢で尻が痛いことくらいですね。

 

楽しんだので日が昇り切る前に帰宅できるように撤収。大雑把に国道401号線を選択します。

会津若松市と奥会津方面南の昭和村をつなぐ国道なので、当然太い道だろうと高を括っていたところ。

意外と険しい!道路には生きた蛇もちらほら!そして道端に聳える看板には「この先携帯電話圏外」の文字が輝く。こういうわくわくはいらないんですよねえ~!