大間崎ツーリング 前編
5/15-5/18は青森県大間崎までのキャンプツーリングを敢行してきました。5月のツーリングシーズンはできるだけ楽しみたいです。
冬を挟んでさらに洗練された相棒、GB350キャンピングカスタム。キャンプ道具は最低限に抑えて軽量化を図っています。
5/15に名取市に宿泊し、5/16は多賀城あやめ園へ寄りました。
シーズンは5月だと勘違いしていました。現地のおじさまによれば6月がシーズンとのこと。それでも開花しているものがあってラッキーです。
昨年7月に来たときから工事が進んでいるのかどうか、素人目にはよくわからない状況。がんばれ!
雨がチラつく中、三陸道の無料高速道路を北上していきます。
GB350での高速走行は振動も風圧も厳しく、とにかく体力を消耗します。はよ高速終わってくれーと祈りながらの道程。まったく集中力が続かず、約1時間ごとに道の駅で休憩してます。こんなに疲れるとは思わなかった。
道の駅ふだいは地元ブランド商品が多くて気合が入っていますね。
何度も雨に遭いながら八戸市の100名城、根城へ到着。
根城は馬淵川を背にした平城。8つの曲輪が通路や空堀で区分けされている原始的な構造です。所詮平城なので戦闘力に期待はできません。
根城のアピールポイントは本丸内の復元された数々の建屋。本丸は広く、通常通り城主の生活の場のほか、武具を修繕する鍜治場が3つ、馬小屋が(未復元のものを含め)3つ、ありがたいお経を埋めた経塚がひとつ。戦国時代の東北地方は伊達氏以外あまりやる気が無かったと聞きますが、この本丸のゆったりした作りを見ると本当に平和だったのかもなと思います。
根城は併設された博物館がおもしろいです。天明の大飢饉で人口が半分に減っただとか、魚粕の肥料と大豆で結構儲けていたとか、江戸と八戸は最短6日で情報が届く距離なので意外と近いのだとか、興味深い話が多い。
これは写真OKスペースに展示されていた「オシラサマ」。説明を読む限り怖いものではないのですが、山奥の村に伝わる因習のような雰囲気が凄い。オシラアソバセって…。
その後、銭湯に寄ってからキャンプ場へ。
おそらく東北ツーリングキャンパー御用達のキャンプ場であることでしょう、舘野公園キャンプ場。予約不要で無料の素晴らしいキャンプ場です。東北にはこのような予約不要のキャンプ場がちらほらありツーリングキャンパーにとって天国です。
ちなみに予約不要・無料というのは甘いスケジュールでも自由に利用できることはもちろん、チェックインチェックアウトの手続きが不要なので夜遅くに入場、早朝に退場可能なのが素晴らしいところです。まああんまり暗い時間の設営撤収は周りにひとがいるときはやらない方がいいですが。
なお今回は軽量化のためにタープを持ってこなかったのですが、案の定ご飯作ってるときに大雨に見舞われてたいへんな思いをしました。連泊の場合、タープは絶対に持って来ようね。
中編に続く。